平成23年4月28日
グリーンIT推進協議会
3月11日に発生した東日本大震災により被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復興を心より祈念いたします。
節電へのいっそうの取組みが求められている中、当協議会は、IT自身(of IT)及びITによる(byIT)省エネを推進する活動を行っております。
震災を受け、家庭、オフィス・業務、産業などでもいっそうの節電に取り組む必要がありますが、当協議会での活動を以下に紹介しますのでこれらをヒントにしてください。
にアクセスいただければ、当協議会会員企業が提供しているエネルギー効率に優れたIT・エレクトロニクス機器製品、省エネソリューションをご紹介しておりますので、ご活用ください。
図1は日本における2020年の主要なIT機器・家庭でのエレクトロニクス製品(10品目)について技術革新による電力削減効果の予測です。
現状の技術では、2020年には約5,000億kWhの消費電力量が予測されますが、省エネ技術の革新により、約26%の削減が可能と見込まれています。
より省エネ性能の高い製品に、前倒しで切り替えていきましょう。
<10品目>
テレビ、家庭用録画再生機器、冷蔵庫、照明機器、エアコン、PC、サーバ、ストレージ、ルーター、ディスプレイ
今後、データセンタのニーズがさらに増大していく中、現状の技術では、2020年には、約600億kWhの消費電力量が予測されますが、省エネ技術の革新により、約71%の消費電力量の削減が可能と見込まれています。
このように、データセンタの消費電力量の削減ポテンシャルは非常に大きく、早期に新しいソリューションの導入が重要となっております。
ITを利用した省エネ(ソリューション)により、家庭はもちろんのこと、運輸や業務、産業分野等、社会全体で節電に取組むことができます。
IT機器による省エネは温室効果ガス排出削減に貢献しています。
ByITの普及が社会全体に順調に進めば、2020年におけるGIT導入効果として、家庭、オフィス・業務、産業の部門を合計し6800万t~1億3700万t-CO2の削減と予測されており、日本全体のCO2排出量の5-10%の削減に貢献することが見込まれています。
したがって、より大きな省エネ効果を得られるよう、ITソリューションをより早期に導入していきましょう。
以上